CHU Project

同人誌サークル「CHU Project」のページです。
魔法少女系のアニメを主としたファンブック(評論・分析・感想)です。
本サークルで作成した同人誌の紹介をしていきます。
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「おねがい☆ティーチャー」をみんなでみよう!/おねてぃ解説本(風立評論10)
おねてぃ概観

同人誌の紹介
タイトル 「おねがい☆ティーチャー」をみんなでみよう!/おねてぃ解説本(風立評論10)
作者 sha
本の内容 2002/01/10〜03/28にWOWOWにて放映された、おねてぃのあらすじと感想をまとめた。解説&分析本。 草薙桂の誕生日が考えられる範囲は?草薙こずえが自殺した日は?などの謎を、アニメ(+公式HP)の情報だけから解き明かす!
在庫の有無 あり
頒布価格 400円
本の体裁 B5版32ページ、コピー本あるいはプリンタ印刷
本の重量 52g
購入 [CHU project通販ページ]で購入する
発行元 CHU Project
発行日 2002/08/09(C62)
発行者 sha


以下は、同人誌の内容を第一話分だけご紹介いたします。どうぞお楽しみください。


 
本ページは「『おねがい☆ティーチャー』をみんなでみよう!」の一部のテキストを抜き出して、Web用に加工したものです。


2. おねがい☆ティーチャーの世界


2.1. 作品への導入

■21世紀のある日、長野県の田舎町の木崎湖にUFOがやってきた。しかし、美人の宇宙人が地上に姿を現したとたん、その姿が高校1年生の草薙桂に目撃されてしまう。翌朝、学校に美人教師の風見みずほが赴任してきた。みずほは桂に昨晩の宇宙人であることを見破られる。こんな不祥事が発覚すると、みずほは銀河連盟本部に戻されてしまうのだ。父の故郷である地球に居たかった みずほは、なんやかんやで結局、桂と結婚することになった。ここに、宇宙人と地球人、先生と生徒、そして妻と夫という構図を併せ持つ二人の生活が始まったのだ。桂が持つ奇病「停滞」や周囲の人間関係が絡みあって、さまざまなドラマが形成されてゆく、まぁ、いわゆる恋愛ストーリです。
■最初観て行くと、キャラクター達の振る舞いに「何て大げさな」と思う人もいるかもしれません。私がそうでした。でも、何度も観てやってください。キャラクターの置かれた状況や気持ちを理解してやってください。すると、その振る舞いが決して大げさなものではなく、そうあって当然、そうあるべきだと思えるようになってきます。そうなった頃には、もう各キャラクターが可愛くて愛しくて仕方なくなっていることでしょう。是非、DVDなどで本作品「おねがい☆ティーチャー」を観て下さい。その際には、傍らに本書を置いて下さると、私も幸せです。


3. おねがい☆ティーチャーの各話感想


3.1. 第1話『教えてティーチャー』2002年1月10日放映

「クラスに来た新任の先生は、昨晩、湖に神秘的な光に包まれて出現した女性だった。桂の中の何かが加速する」

3.1.1. あらすじ

■一隻の宇宙船が、銀河を超え、太陽系の中へ、月の脇をかすめて地球へやってきた。
■桂(ケイ)は、空気が澄んだ星空の綺麗な夜、木崎湖のほとりで目を覚ます。本人が『停滞』と呼ぶ、気分が沈むと仮死状態に陥る奇病から回復したところだった。そこで、木崎湖の巨大な渦と、静かなきらめきに包まれながら湖畔に出現する女性を目撃した。宇宙人だ。桂はその女性に追われ、逃げていくうちに湖に沈みこんでしまい、なんとか逃げられたが…。
■翌6月4日、月曜日の朝、教室に漂介がビックニュースを持ってきた。担任の先生が、若くて美人の女教師に代わるというのだ。しかし、桂は今の変わらない生活の中で、そんなすごいことが起こるはずないと暗い考えに捕らわれた。今にも停滞しそうになったそのとき、先生が現れる。すごく可愛くて、女子生徒ですら息を飲む美人だった。
■桂が居候している叔父みのる宅の隣りのアパートに、みずほ先生が引っ越してきた。桂は荷物運びを手伝う。部屋は、みのる宅に近い201号室。最後の荷物を一緒に運んだ際、つまずいた桂は、みずほの上に倒れかかる。みずほは言う。「教室で会ったときから気になってたの。あなたのこと…。」みずほは胸元が見える普段着。魅力的だ。しかし、桂はこんな夢のような状況は現実のものではありえないと全否定する。そして停滞していった。
■桂はみずほの膝枕で目が覚めた。ふと、みずほが昨晩の宇宙人であることに気づき、ドアから逃げ出すと宇宙船の中へ入り込んでいた。桂が、宇宙船を制御していた まりえを弾き飛ばした瞬間、宇宙船は水上に姿を現し、制御不能のまま飛び回る。ようやく制御を元に戻すが、次は全てが漆黒の闇へと吸い込まれる異界に桂は転移していた。助けに来た みずほに抱きついたまま元の世界へ転移すると、そこは、みのる宅の風呂の中だった。風呂の中で濡れたまま抱きついている桂と みずほの姿を、叔父夫婦みのると このはに目撃されてしまう。
■前日の夜から約24時間の出来事であった。桂は思う。「僕の中で、停滞していた何かが大きく加速した。」


3.1.2. 感想

■黒板の日付によれば6月4日(月)だ。学級委員長の苺が日付を更新していたと思われるので正しいだろう。
■長野県大町市の木崎湖が舞台だ。大昔から変わらぬ北アルプスの雄大な山波が迫り、永遠にそのままであり続ける豊かな自然に囲まれ、おそらく半世紀以上も同じ田畑や町並みが続いてきた田舎町。同時期に放送していた「フィギュア17」にも北海道の豊かな自然が淡い雰囲気で描き込まれていたが、背景美術の美しい自然表現や忠実な町並みの表現などで「おねがい☆ティーチャー」もすばらしさを発揮していた。エンディングの透明感のある絵は際立っている。「おねがい☆ティーチャー」の美術を担当していたKUSANAGIに是非拍手を贈りたい。
■本話は、悲観的な性格と持病「停滞」のために、恋にすら前向きになれない桂が、時間が止まった田舎町には似つかわしくない劇的な変化を体験する。そして、気持ちが前向きに、大きく加速していくきっかけとなる話である。
■桂は日曜日の夜、湖のほとりで目覚めたが、学生鞄を持ち、学生服を着たままで、学校帰りのように見える。日曜日に学生鞄とは不自然だ。この状況は土曜日の就業日から日曜日まで停滞していたことを示す。小石に昨日の晩、湖で何をしていたか聞かれたが、停滞を秘密にしているため、答えられないのも無理はない。
■下校時、漂介が「くー、たまんねー」と雄叫びを上げる直前の苺の発言に注目しよう。小石の「男の子って、スタイルがいい女の子の方がいいわけ?」に桂が「そういうわけじゃないけど」と応えている。その直後、苺は「鈍感」と口ずさみ、楓は「そうね」と受ける。小石の質問は、「一般的な男子」という形式を取ってはいるが、小石が桂に思いを寄せていることを知っている苺や楓は、小石の質問が「桂君は、スタイルがいい女の子の方がいいわけ?」であったことに気づいたはずだ。だから、気づいたそぶりを見せない桂のことを、苺は「鈍感」だと言ったのだ。…と、楓は思った。だから、楓は「そうね」と応えたのだが、その直後に苺は「漂介君が」と付け加えている。苺は、鈍感なのは桂でなく漂介だと言っていたのだ。実はこの会話の最中にも漂介は浮かれまくった雄叫びを繰り返していたはずで、苺の発言は、このメンバーの中に漂介に思いを寄せている女子がいることを示しているのだ。この時点において、苺、小石以外ということで、「楓が漂介を好きなこと」が分かってしまうシーンなのである。
■アパートから桂が逃げ出そうとした際、みずほは「まりえ。空間接合。最優先事項よ」と指示したが、それだけでドアが宇宙船「まりえしーる」に接合され、桂を誘い込んだ。何処と何処を接合するかは指示していない。まりえはどうやってそれを知ったのだろうか?みずほのテレパシーか?第2話で、みずほ自身に特殊な能力は無いことが語られるのでテレパシーでは無い。とすると、まりえが自分で判断したと考えられる。まりえは、みずほの周囲の状況から、命令の詳細を推測して実行するのだ。この場合、桂を逃がさないという意図を、まりえは把握していた訳だ。ちなみに、みずほが、まりえに指示する時に上を向く点や、後に、まりえがモニターを覗いたときに、こちらを向く みずほが映っていたことから、まりえは、みずほの上方から監視していることが分かる。
■みずほが宇宙船「まりえしーる」へ転移したときに、瞬時に服装が変わっていたが、どういう理屈だろうか?(1)転移で出現時に服装を交換して再構成した(これはありそう)。(2)服装を交換する便利な機械がある(こんなご都合主義な機械は無いと信じたい。これがあれば第3話で苦労はしないはず)。(3)私服にも変形する宇宙技術の服を着ていた(地球人に自然に溶け込むには私服は地球製であるべきだ)。(4)みずほが早変わりの達人だった(第3話も考慮すると、これもあり得そうだが今回は時間が短すぎ)。よって、この場面では(1)説がもっとも有力であろう。
■桂は強引に宇宙船に入れられ、色仕掛けが効かないと知るや突然侵入者呼ばわり。桂にとっては身もふたも無い。桂は異界へ転移されるが、これは、みずほの指示通り、まりえが桂を侵入者扱いし、排除したためである。
■さて、TVを見た方は気になった人も多いだろうが、段ボールの中の品に、なぜモザイクが掛かっていたのか?「モザイクと言えば電動こけしが描かれていたのだ」とか言い出す人もいそうだが(この手の同人誌が出そう)、愕然とした桂の表情から、それはありえない。ここは、みずほが昨晩の宇宙人であると桂が確信するシーンなのだ。一般の人が持つとは思えない宇宙的な品々があったはずなのだ。コミックスの方にはドラゴンボールのドラゴンレーダーが描かれていたという話もあるので、著作権上まずいものを隠したと見るのが正しいだろう。


3.1.3. みどころ

  • 教室で桂を起こした小石。胸を強調して桂の気を惹こうとしている姿が大胆にして健気だ。
  • みずほのベージュの口紅と、それを塗った唇。
  • みずほ先生初登場。生徒のリアクションの無さに右人差し指をあごに添えて困っている仕草が可愛い。
  • みずほの引越し。桂がつまずいて、みずほの上に。このアングルは、すごく色っぽい。
  • UFOを目撃したときの小石の入浴シーン。背中と、横乳がちらっと(*^_^*)。


3.1.4. 苺の活躍

  • 「漂介君、本当に高校生?」に「お前に言われたかないよ」。クラス一の凸凹コンビが登場。
  • 漂介のビックニュースに、呆れ顔。「また、漂介のしょうがない話を」とでも思っているのか。
  • 下校時の苺の「鈍感」発言。目をそらした表情がいいかも。


目 次

1. はじめに 1
2. おねがい☆ティーチャーの世界 1
2.1. 作品への導入 1
2.2. 主な登場人物 2
3. おねがい☆ティーチャーの各話感想 3
3.1. 第 1話『教えてティーチャー』 2002年1月10日放映 3
3.2. 第 2話『もう、お婿にいけません』 2002年1月17日放映 5
3.3. 第 3話『まずいよ☆先生』 2002年1月24日放映 6
3.4. 第 4話『やっぱり好きかも』 2002年1月31日放映 8
3.5. 第 5話『そんな先生に、僕は』 2002年2月 7日放映 10
3.6. 第 6話『始まってから始めよう』 2002年2月14日放映 12
3.7. 第 7話『泣かないで先生』 2002年2月21日放映 14
3.8. 第 8話『長い夜』 2002年2月28日放映 15
3.9. 第 9話『もう、おわりにしよう』 2002年3月 7日放映 17
3.10. 第10話『でも』 2002年3月14日放映 19
3.11. 第11話『せんせい』 2002年3月21日放映 21
3.12. 第12話『もう一度ティーチャー』 2002年3月28日放映 23
4. おねがい☆ティーチャーの総論、実は雑論 25
4.1. 舞台となる年代は? 25
4.2. みずほの本当の年齢は?(地球標準年で) 25
4.3. 桂の誕生日の範囲推定と、桂が停滞に入った時期の推定。 26
4.4. 苺の停滞についての補足 27
5. あとがき 28
参考文献 28


おくづけ
―――風立評論第10集―――
『おねがい☆ティーチャー』をみんなでみよう!

発行日:2002年8月9日初版発行
発行元: CHU Project
     http://project.chu.jp/
発行者: sha

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