CHU Project

同人誌サークル「CHU Project」のページです。
魔法少女系のアニメを主としたファンブック(評論・分析・感想)です。
本サークルで作成した同人誌の紹介をしていきます。
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「プリンセスチュチュ〜卵の章〜」をみんなでみよう!/チュチュ解説本(風立評論14)

チュチュ卵概観

同人誌の紹介
タイトル 「プリンセスチュチュ〜卵の章〜」をみんなでみよう!/チュチュ解説本(風立評論14)
作者 sha
本の内容 2002/08/17〜2002/11/09まで神奈川テレビ(TVK)ほか、地方局にて放映された、プリンセスチュチュのあらすじと感想をまとめた。解説&分析本。 あひるの心、るうの心の奥深くを、アニメ(+公式HP)の情報から解き明かす!
在庫の有無 あり
頒布価格 400円
本の体裁 B5版28ページ、コピー本あるいはプリンタ印刷
本の重量 46g
購入 [CHU project通販ページ]で購入する
発行元 CHU Project
発行日 2003/12/29(C65)
発行者 sha


以下は、同人誌の内容を第一話分だけご紹介いたします。どうぞお楽しみください。


 
本ページは「『プリンセスチュチュ〜卵の章〜』をみんなでみよう!」の一部のテキストを抜き出して、Web用に加工したものです。


2. プリンセスチュチュの世界

2.1. 作品への導入

■第一話、OP(オープニング)直前のナレーション:
■「昔々、一人の男が死にました。男の仕事は、お話を作って語ることでしたが、死には逆らえません。男の最後のお話は、美しく勇敢な王子が悪賢い大カラスを退治するお話でした。けれども、もう永遠に戦いの決着はつきません。『こんなのはいやだ。』大カラスは叫びました。『こんなのはいやだ。』勇敢な王子も叫びました。大カラスはお話しの中らから逃げ出し、王子は自分の心臓を取り出し、禁断の力を使って大カラスを封じました。『これはいい。』死んだはずの男が、どこからか、つぶやきました。」
■紙芝居風の絵につけられた上のナレーションで始まるお話。昔の名残なのか城壁に囲まれた小さな町。この町は、既に死んでいるドロッセルマイヤーの「お話の魔力」に支配されていた。彼の最後のお話「王子とカラス」の登場人物である王子が存在しているのだ。ところが、物語は進まない。ここでドロッセルマイヤーの物語を動かそうとする「遊び心」が、単なる鳥だったアヒルをプリンセスチュチュに変えるのだ。チュチュは、バレエの踊りによって表現される不思議な魔法を使い、失われた王子の心のかけらを集め、王子に返してゆく。それが正しいことであると信じて。
■佐藤順一と伊藤育子と言えば、「魔法使いタイ!」を思い出します。これも静かで不思議な雰囲気を醸し出したよい作品でしたが、本作品にもそのテイストを感じることが出来ます。とてもとても不思議な雰囲気。お薦めです。是非「プリンセスチュチュ」を観て下さい。その際には、傍らに本書を置いて下さると、私も幸せです。


3. プリンセスチュチュ〜卵の章〜の各話感想

3.1. 1.AKT『あひると王子さま』2002年8月17日放映

「単なる鳥のアヒルが、ドロッセルマイヤーのお話の魔力でチュチュに変身」

3.1.1. あらすじ

■湖。鳥のアヒルは、水面で踊る王子を眺め、一緒に踊ることに憧れる。突然アヒルへ老人が迫り、慌てて逃げると、、、人間のあひるはベットから落ちた。夢であった。最近よく見る鳥になる夢。
■あひるが、朝のバレエの教室に入ると、みゅうとが一人練習していた。あひるが慌てて転びそうになると、みゅうとが抱きとめた。みゅうとの顔が間近に。しかし、みゅうとは足をひねっていた。怪我をさせてしまっていたのだ。
■クラスに先生がやってきた。猫だった。あひるは、先生が猫だったのかと戸惑う。特別クラスに所属する、るうが踊りを披露する。すばらしい踊り。あひるは「るうちゃん」と心で呼びかけ、憧れる。
■あひるは、みゅうとの怪我が気になって仕方ない。謝るつもりで男子寮の玄関に向かうと、ふぁきあが現れる。ふぁきあは、ぶっきら棒な対応であひるを追い払う。ふぁきあは、みゅうとに人助けの心をくだらないと言い捨てる。
■夜。あひるは男子寮を眺めながら、みゅうとを想う。みゅうとの悲しそうな目を思い浮かべ、その理由を知りたいと考えた。そして、みゅうとの助けになりたい。みゅうとに何かして挙げられたら死んでもいいと考えた瞬間。その想いを、あの夢の中の老人は読みとっていた。時が止まる。あひるは中庭に老人の人影を見つけて、外に出るが誰もいない。老人は語りかける。「本当に、その理由を知りたいのかね」と。あひるが振り返った瞬間、噴水の水が流れ始め、どこかで歯車が動きはじめた。老人は、あひるに言う。「お話を聞かせておくれ」
■翌朝、みゅうとはまだ男子寮にいた。あひるは、みゅうとに会って謝ろうと試みていた。そのとき、カナリアの子の巣立ちに出くわした。しかし、一匹は飛び立てない。落ちそうだ。みゅうとは、3階の窓からそれを見ていた。手が届きそうで届かない距離。それをカラスが襲うと小鳥が落ちてしまう。その瞬間、みゅうとは身を投げ出していた。
■みゅうとは胸にしっかりと小鳥を抱きしめながら地面に向かって落ちて行く。あひるの思考は高速回転し、周りはスローモーションのように動いていた。謎の老人、ドロッセルマイヤーは、どこからかあひるに語りかける。そして、あひるは湖での老人との会話を思い出す。「私は王子さまを助ける!」「思い出したかね。お前は誰だい」「私はプリンセスチュチュ!」心を決め、しっかりとした口調でそう言うと、あひるはチュチュへと変身した。チュチュは「花のワルツ」と叫ぶと、ピルエット・アン・デ・オール1を行い、すさまじい花びらの渦を作り出した。花びらは落下するみゅうとを優しく受けとめた。チュチュが助け起こすと、みゅうとの胸元からカナリアの子が飛び立っていった。まさに、絵になるクライマックスシーン。
■みゅうとは、チュチュが誰なのか聞いた。その時、突然チュチュは思い出した。自分がただの鳥のアヒルであることを。思わず「がぁ」と叫ぶと、その場を逃げ出した。そして、徐々に体がアヒルに戻ってゆく。疲れたかのように倒れ込むと、老人からもらった真紅の宝石が首から外れて落ちた。宝石は、見事な輝きを放っていた。


3.1.2. 感想

■オープニングが美しい。「魔法使いタイ!」に似た、透明感のある神秘的な雰囲気が見事だ。
■ドロッセルマイヤーに突如として人間にされた あひるは、ずっと昔から人間であったかのように生活をしている。あひるの記憶が書換えられているのだ。しかも、ぴけやりりえなど周囲の人たちも、それが自然であるかのように振る舞っていることから、周囲の人々も同様である。しかし、猫先生を見たときには、あひるは周囲とは異なる反応をした。「猫が先生」であることに違和感を覚えた。あひるの記憶は、物語の魔力の影響を受ける前の人間の記憶と感性が植え付けられていることを示している。これは、ドロッセルマイヤーの魔力の限界を示す一つの証拠である。
■更に、この違和感を覚えた時が、あひるが人間になって初めて猫先生に出会った瞬間であることも示している。つまり、あひるは「この学園に入学以来、バレエを習っている」という記憶しか与えられてないのだ。あひるが見習いコースに落とされるほどバレエが下手なのは、そもそもその瞬間までバレエを習ったことが無いからなのだ。
■あひるの妄想「みゅうととパドドゥ2が踊れるなら死んでもいい」などの言葉の直後にドロッセルマイヤーの不穏な影が現れる。これは、あひるの役割の行く末を暗示している。それは悲劇としての役割。王子に愛を告白して光の粒と化してしまうプリンセスチュチュとして、ドロッセルマイヤーが あひるに課した残酷な役割なのだ。
■時間が止まる。ドロッセルマイヤーの言葉自体は、あひるには伝わっていないようだ。その意思が あひるの脳裏に流れ込むのだ。そして歯車は動きはじめる。あひるの物語が始まったのだ。
■みゅうとは「物語の王子」なのだ。砕けた心臓と共に心を失っても、残された体もまた「物語の王子」で出来ている。だから、弱いものの危機を見過ごすことができない。カナリヤの子が屋根から落ちたときには、みゅうとは体を自然に空中に投げ出していたし、あひるが転んだときにも、とっさに抱かかえて救っている。しかし、ふぁきあはそれを「意味のないこと」と一蹴した。ふぁきあは、みゅうとに王子であって欲しくないのだ。ここには深い意味が潜んでいる。
■ペンダントの鎖の妙。人間のあひると、小鳥のアヒルでは首周りの長さが異なるはず。鳥のアヒルが人間になると、鎖で首が締まってしまうのではないかと、あらぬ心配をしてしまうのは私だけだろうか?しかし映像では、それぞれの大きさに応じて長さがぴったりのように見える。もしかして、これもドロッセルマイヤーの魔法なのか!?なんて。


3.1.3. みどころ

  • みゅうととパドドゥを踊る姿を思い描くあひる。絵が妙に綺麗。
  • あひるは朝連をやってる みゅうとに出会って浮かれまくり。あぁ、可愛い(*^o^*)。あひるって可愛いね。
  • あひるがどこへ行くのか何度も聞くぴけ。でも、あひるは人の話なんか聞いてねェ。
  • みゅうとがカナリヤの子を救って窓から落ちる。あひるの初めての変身。音楽と映像が見事。
  • 上と同じシーン。シャツ1枚のみゅうと。も、もしかして、パンツはいてないのか?
  • チュチュへの変身シーン。←最初だから入れておきましょう。服が無くなって…(*^o^*)。


3.1.4. 猫先生の活躍

  • 「静かにしませんと。私と結婚してもらいます」に、クラス中の女子が無言不動姿勢に。
  • あひるに「まじめにやらないと私と結婚してもらいます」の直後、汗まみれ、顔洗いまくり。


目 次


1. はじめに 1
2. プリンセスチュチュの世界 1
2.1. 作品への導入 1
2.2. 主な登場人物 2
3. プリンセスチュチュ〜卵の章〜の各話感想 3
3.1. 1.AKT『あひると王子さま』 2002年8月17日放映 3
3.2. 2.AKT『心のかけら』 2002年8月24日放映 4
3.3. 3.AKT『プリンセスの誓い』 2002年8月31日放映 6
3.4. 4.AKT『ジゼル』 2002年9月07日放映 8
3.5. 5.AKT『火祭りの夜に』 2002年9月14日放映 9
3.6. 6.AKT『夢見るオーロラ』 2002年9月21日放映 12
3.7. 7.AKT『からす姫』 2002年9月28日放映 13
3.8. 8.AKT『戦士の泉』 2002年10月05日放映 15
3.9. 9.AKT『黒い靴』 2002年10月12日放映 17
3.10. 10.AKT『シンデレラ』 2002年10月19日放映 18
3.11. 11.AKT『ラ・シルフィード』 2002年10月26日放映 20
3.12. 12.AKT『闇の宴』 2002年11月02日放映 21
3.13. 13.AKT『白鳥の湖』 2002年11月09日放映 22
4. プリンセスチュチュ〜卵の章〜の総論、実は雑論 24
4.1. なぜドロッセルマイヤーは傍観者なのか? 24
4.2. ドロッセルマイヤーの魔法とは? 24
4.3. プリンセスチュチュの魔法とは? 25
4.4. なぜ猫先生は結婚にこだわるのか? 25
4.5. ドイツ語のタイトルの意味 25
4.6. あひるの存在とは? 26
5. あとがき 26
参考文献 26


おくづけ
―――風立評論第14集―――
『プリンセスチュチュ〜卵の章〜』をみんなでみよう!

発行日:2003年12月29日初版発行
発行元: CHU Project
     http://project.chu.jp/
発行者: sha


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